スポンサーサイト

2017.01.04 Wednesday

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    内的癒しの祈り

    2015.02.22 Sunday

    0

      内的癒しの祈り


       主、イエスよ、あなたはわたしたちの傷、悩める心をいやしに来てくださいました。
       わたしの心に心配を生む激しい苦しみをいやしてくださるよう、あなたにお願いいたします。
       罪の原因であるあらゆることを、特別な方法でいやしてくださるよう懇願いたします。
       わたしの命の中に入り込み、若いころにわたしを襲った心理的な害から、そして、生涯苦しみのもととなった心の傷からいやしてください。
       主イエスよ、あなたはわたしの重荷を知っておられます。わたしはそれを、善き羊飼いであるあなたの聖心(みこころ)の上に置きます。
       あなたの聖心の大きく口をあけた御傷の功徳によって―わたしの内にある小さな傷をいやしてください。
       心を心配で満たす、記憶に残っている痛みと苦しみを、なにごとも起こらなかったかのようにいやしてください。
       ああ、主よ、わたしの生活に根づいているすべての悪のもとである傷をすっかりいやしてください。
       わたしは、わたしの感情を害した人みなをゆるしたいと思います。
       ゆるせない気持ちにさせる心の内部の痛みに御目を向けてください。
       心を苦しめるものをゆるすために来てくださった方よ、どうぞ、わたしのこの心をいやしてください。
       わたしの主、イエスよ、わたしの体の病気のもととなっている内密の傷を癒してください。
       わたしの心をあなたにお捧げします。主よ、どうぞ、それを受け、清めて、あなたのものである、神のみ心をわたしにお与えください。
       わたしを柔和で謙遜なものにしてくださいますように。
       ああ、主よ、わたしの愛する人たちの死によって生じた苦しみからわたしをいやしてください。それがわたしの心を暗くかげらせています。
       あなたが復活であり、命であることを悟り、平和と喜びを取り戻させてください。 

      ガブリエル・アモース神父著『エクソシストは語る』(エンデルレ書店発行)巻末掲載の祈り文より

      すべての悪に逆らう祈り

      2015.02.22 Sunday

      0

        すべての悪に逆らう祈り

         わたしたちの神の霊、父と子と聖霊、いとも聖なる三位一体、無原罪のおとめマリア、すべての天使、大天使、そして天国の聖人たちよ、わたしの上に降りてきてください。
         どうぞ、わたしを清めてください。主よ、わたしを形作り、あなたでわたしを満たし、わたしをお使いになってください。
         わたしからすべての悪の力を消し去り、それらを滅ぼし、打ち負かしてください。そうしてくだされば、わたしは健康を取り戻し、善い行いをすることができますから。
         わたしから、すべての呪文、魔術、黒魔術、災いを呼ぶもの、束縛するもの、呪い、邪眼、悪魔の横行、制圧、悪魔の取り憑き、すべての悪と罪深さ、嫉妬、背信、妬み、身体的・心理的・精神的・霊的な悪魔の病気を取り除いてください。これらの悪をみな地獄で焼いてしまってください。二度と再びわたしに触れたり、全世界の他のだれにも触れることのないように。
         わたしは、わたしを悩ます悪の力すべてに―全能の神の御力により、わたしたちの救い主イエス・キリストの聖名により、無原罪の処女マリアの執り成しにより、永久にわたしから去り、未来永劫地獄に閉じ込められ、そこで、大天使聖ミカエル、大天使聖ガブリエル、大天使聖ラファエル、わたしたちの守護の天使に縛られ、無原罪のおとめマリアのかかとに踏みにじられるように命じます。 

        ガブリエル・アモース神父著『エクソシストは語る』(エンデルレ書店発行)巻末掲載の祈り文より

        アニマ・クリスティ(キリストの霊)

        2015.02.22 Sunday

        0

          アニマ・クリスティ(キリストの霊)


          キリストの霊よ、わたしを清め
          キリストの御体よ、わたしを救い
          キリストの御血よ、わたしを酔わせ
          キリストのおん脇腹から流れ出た水よ、わたしを洗い
          キリストのご受難よ、わたしを強めてください。
          ああ、いつくしみ深いイエスよ、わたしの願いを聞き入れてください。
          あなたの御体の傷の中にわたしを隠してください。
          わたしをけっしてあなたから離すことのないようにしてください。
          悪魔からわたしをお守りください。
          臨終のときわたしのところへいらしてください。
          そして、あなたのもとへ来るよう命じてください。
          あなたの聖人たちとともに、永遠にあなたを賛美することができますように。
          アーメン

          ガブリエル・アモース神父著『エクソシストは語る』(エンデルレ書店発行)巻末掲載の祈り文より 

          4 足を洗いたもう

          2015.02.09 Monday

          0
            カタリナ・エンメリック『キリストのご受難を幻に見て』光明社刊より
            四、足を洗いたもう

             一同は食事を終えて立ち上がった。そして厳かな祈りをするならわしの時のように、着物を整えた。その時ふるまいつかさが二人の召使いを連れて食卓を片づけに来た。それを取り片づけている間、主はふるまいつかさに命じ、水を玄関に持って来させた。それから主は使徒たちの中に立たれ、しばし厳かに語られた。わたしは今までにあまり沢山のことを見たり聞いたりしたので、これらの話のやりとりを正確に語ることはとてもできない。しかしそれは、そのみ国のこと・おん父のみもとに帰られること、そしてその前に、ご自分の持っておいでになるものすべてを弟子たちに残して行きたいと言うことなどであった。主はさらに償い・罪の糾明と告白・痛悔・浄化(きよめ)などについて教えられた。わたしはすべてこれらの事柄は洗足に関していることだと感じた。わたしはかれらがおのおの自分の罪を認め、痛悔しているのを見た。しかしユダだけは何もせずにいた。語り終えられてから主はヨハネと小ヤコブに命ぜられ、玄関に行って用意してある水を持って来させた。残りの者には腰掛けを半円形に置くように命ぜられた。それから主は玄関に行き、マントをぬぎ袖をまくり布切れをご自分の体にしばりつけた。そしてその長い方の半分を前に垂れるようにした。
             その間使徒たちはだれが一番上座に座るかと言う口論めいたことを始めた。それは今さき、主がはっきりとご自分がかれらを残して行かれること、またそのみ国が近づいたことをおっしゃったので、かれらは主が何か隠れた力で、最後の瞬間に現世的勝利を勝ち得て現れるであろうことに、確信を持つようになったからである。
             イエズスは玄関でヨハネに鉢を持たせ、小ヤコブに水袋を抱えさせた。そして袋から水を鉢に注がせてから二人の弟子を従えて広間に行かれた。
             室の中央にふるまいつかさは大きな空のたらいを置いた。
             イエズスは広間に入られると言葉少なにかれらの争いを戒めた。その時イエズスご自身かれらの下僕であると仰せられた。主が弟子たちの足を洗うために、かれらは椅子に腰を下ろさねばならぬことになったが、結局食卓と同じ順で席についた。イエズスは次々とヨハネの持っているたらいから手ですくってその足に注ぎ、腰にさげた布の端を両手にとって足をお拭きになると、ヨハネはそのたびに使った水を大きなたらいにあけて戻って来た。イエズスはまたヤコブの水袋からヨハネのたらいに水を注ぎ前のようにくり返された。
             前の晩餐のようにこの時も主は非常な感動と親しみをもってされた。そしてこのヘリ下った洗足の際などはまったく愛情に満ち溢れ、これを単なる儀式のようではなく、本当にご自分の愛の表現として行われた。
             主がペトロの所に来たもうやペトロは謙遜して拒みながら「主よ、あなたがわたしの足を洗わなければならぬのですか」と言った。すると主は「わたしがすることは今おまえにはわからない。しかし後でおまえもまたわかるであろう」とお答えになった。わたしには主がなおかれ一人にこう仰せられたように見えた。「シモン、おまえはわたしがだれであるか、どこから来たか、そしてどこへ行くかをわが父によって知るに応(ふさわ)しい者となった。おまえ一人だけがそれを認め、かつ宣言した。だからわたしはわが教会をおまえの上に建てよう。地獄の門もこれに勝てないだろう。またわが力は世の終わりまでおまえの後継者に伝わるであろう」と。イエズスはペトロを指されて一同に、主がかれらの許から去った後は、ペトロが自分の位置に代わらなければならぬと言われた。しかしペトロが「主よ、あなたはどんなことがあってもけっしてわたしの足をお洗いなさってはいけません。」と言ったところ、主はくり返して、「もしわたしがおまえを洗わぬならおまえはわたしとなんらの関係もないことになるのだ。」と仰せられた。するとペトロは「では主よ、どうぞ足ばかりでなく、わたしの手や顔も洗って下さい。」と申し上げた。主はこれに答えて「洗われた者はまったく清くなる。だから足を洗うだけで十分だ。おまえたちも清らかだがしかしみながそうではない。」と言われた。主はこの時ユダのことを考えていられたのである。
             主はそのご教訓のうちに洗足を日々の過失の清めとしてお話しになった。だからこの洗足は精神的意味をもち、一種の罪のゆるしでもあった。しかしペトロはそれをかれの熱心から主のあまりにも深い謙遜であると思った。ペトロは主が、かれを救わんため、明日侮辱的な十字架の死に至るまでヘリ下られることを知らなかった。
             イエズスは深く感に打たれ、かつ親しみをことさらこめて、ユダの足をお洗いになった。その時主はお顔を裏切り者の足におしあて、「よく考え直しておくれ。」とささやかれた。ユダはすでに一ヵ年も裏切り、不忠実を計画していた。かれは主のお言葉に気づかないように見せかけてヨハネと話していた。それでペトロが怒って「ユダ、主がおまえに話しかけておいでになるではないか」と言った。それでユダはおざなりの言い逃れを言った。「主よ、もったいのあい、結構です。」他の者たちは主がユダに何といわれたか知らなかった。主はそっと話されたし、また他の者たちは履物を穿(は)こうとしていたので聞き取れなかった。しかしユダの裏切りは主のご受難のうちで最も主を苦しめた。最後に主はヨハネとヤコブの足も洗われた。始めにヤコブが座り、ペトロが袋を持ち、次にヨハネが座り、ヤコブがたらいを持った。
             イエズスは謙遜について、仕える者はいかに大いなる者であるかを教えられた。将来お互いに謙遜に足を洗い合わなければならぬとおさとしになり、かれらの席次争いを引き合いに出された。それから主は再び着物を着けられた。 
            1